
「バーレスク(2019)」ー勇気を出して一歩踏み出したあとも、現実と闘っているーネタバレ感想
ただし、「自分で自分を認める」ということは、他人からの評価とは違ってダイエットや整形では簡単に成し遂げられません。この映画の主人公のように、まず一歩踏み出し、その後「世の中バラ色みたいに見えたけど、結局私はデブキャラのままで何も変わってないじゃん!」という現実に打ちのめされ、それでもまだ地面に足を踏ん張って立っている自分を発見して、初めて本当の自信が得られるのだと思います。「もうデブでも負け犬でも何でもいいわ。私は自分が踊りたいから踊るんだよ、ちょっとそこどけ」みたいな。そうやって自分の欠点も現実もすべて受け入れたうえで、心を折られていないことが大事なんです。